エルメスの香水コレクション「エルメッセンス」の4本セットは、洗練された香りを手軽に楽しめると人気を集めています。しかし、いざ購入しようと思っても「どの香りを選べばいいの?」「実際の使い心地はどうなの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、インターネット上に散らばるエルメッセンス4本セットの口コミ情報を収集し、実際のユーザーの声や専門家のレビューをもとに、購入前に知っておきたいポイントを徹底的に解説します。価格や香りの特徴、購入時の注意点まで、あなたの香り選びをサポートする情報を網羅的にお届けします。
この記事のポイント |
---|
✓ エルメッセンス4本セットの実際の口コミと評判 |
✓ 人気の高い香りの特徴と選び方のコツ |
✓ 購入時に注意すべき価格や店舗情報 |
✓ 各香りの持続性や使用感に関するリアルな声 |

エルメス エルメッセンス 4本セットの口コミから見える魅力
- エルメッセンス4本セットは香り選びの自由度が高いのが魅力
- 人気の高いローズイケバナは清々しさが特徴
- イリスウキヨエは和の美意識を感じさせる上品な香り
- ヴィオレットヴォリンカはレザー調の温もりある香り
- サンタルマソイアは静寂を感じるウッディノート
- ミルラエグランティーヌは樹脂と野ばらの繊細な調べ
エルメッセンス4本セットは香り選びの自由度が高いのが魅力
エルメッセンスの4本セットは、15mlの小さなボトルが4本セットになった商品で、価格は24,200円(税込)となっています。このセットの最大の魅力は、16種類ある香りの中から自分の好みに合わせて4つを自由に選べる点にあります。
100mlの通常サイズだと41,360円からとなるため、複数の香りを試したい方にとって4本セットは非常にお得な選択肢といえるでしょう。特に初めてエルメッセンスを購入する方や、季節や気分に合わせて香りを使い分けたい方から高い支持を得ています。
📊 エルメッセンス4本セットの基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
容量 | 15ml × 4本 |
価格 | 24,200円(税込) |
選択可能な香り | 16種類から自由に選択 |
取り扱い | エルメス店舗・公式オンライン |
実際の口コミを見ると、「4本セットならいろいろな香りを試せるので失敗が少ない」という声や、「持ち運びしやすいサイズなので、旅行にも便利」といった評価が目立ちます。また、美しいレザーキャップのボトルデザインも、インテリアとして飾っても映えると好評です。
一般的な香水のフルボトルを購入する場合、使い切れずに香りが劣化してしまうこともありますが、15mlという容量なら適度に使い切れるサイズ感である点も支持されている理由の一つでしょう。特に複数の香りを楽しみたい方にとって、このセットは理想的な選択肢といえます。
また、エルメッセンスシリーズは調香師が厳選した素材をミニマルに使用する「香りの俳句」とも称される独特のアプローチで作られているため、4本セットで複数の香りを揃えることで、その哲学をより深く理解できるという側面もあります。
人気の高いローズイケバナは清々しさが特徴
エルメッセンスの中でも特に人気が高いのが「ローズイケバナ」です。この香りは2004年、初代専属調香師ジャン=クロード・エレナがエルメッセンスを初めて発表した際の4つの香りの一つで、現在でもコレクションを代表する香りとして愛され続けています。
《エルメッセンス》の中でも人気の高いこの香りは日本の芸術、イケバナにインスパイアされて誕生した。朝露を含んだ、みずみずしさとほのかな青さのあるローズの魅力を引き出すために選ばれたパートナーはカリッと硬くクリスピーなルバーブ。清々しい朝の空気の中で咲き誇る一輪のバラのように繊細で軽やかなフローラル。
出典:エルメスの魂を香りで感じる。《エルメッセンス》の16の香水をすべてレビュー | Vogue Japan
この説明からも分かるように、ローズイケバナは一般的なローズの香水とは一線を画す個性を持っています。実際の口コミでは、「甘すぎないローズで使いやすい」「みずみずしさが夏にぴったり」といった声が多く見られます。
🌹 ローズイケバナの特徴
- トップノート:ルバーブの爽やかな酸味
- ミドルノート:みずみずしいローズ
- 香りの分類:フレッシュフローラル
- インテンス度:★★☆☆☆(中程度)
- おすすめシーン:朝の目覚め、春夏の季節
アットコスメの口コミを見ると、「ローズと名前にありますが、ローズの香りはあまり感じません。お花系の甘い香りというより爽やかさっぱりめな香りです」という意見もあり、期待していた濃厚なローズの香りとは異なると感じる方もいるようです。
しかし、この「予想と違う」という反応こそが、エルメッセンスの独創性を物語っているともいえます。伝統的な香水のイメージを覆し、素材の新しい側面を引き出す調香のアプローチは、まさにエレナの真骨頂でしょう。
「すっきりと目覚めた朝」に纏いたい香りとして設計されているため、重たい香りが苦手な方や、オフィスなどでも使いやすい控えめな香りを求めている方には特におすすめです。また、一般的には「朝露を含んだバラ」という表現が使われており、この瑞々しさが多くの支持を集めている理由といえます。
イリスウキヨエは和の美意識を感じさせる上品な香り
イリスウキヨエは、その名の通り日本の浮世絵からインスピレーションを得て2010年に誕生した香りです。ジャン=クロード・エレナが北斎や広重の版画からアイリスの花を連想したという背景を持つこの香りは、日本的な美意識を香りで表現した作品といえるでしょう。
アットコスメの口コミでは、「一押しした瞬間に、和服が似合う女性の香りっぽい〜って感じました」という声があり、その和のテイストが多くの人に伝わっていることが分かります。また、「凛とした女性像が浮かぶ」という評価も見られ、凛とした佇まいを演出したい方に適した香りといえます。
🎨 イリスウキヨエの香りの構成
香料 | 役割 |
---|---|
アイリス | メインノート |
オレンジブロッサム | みずみずしさを加える |
ローズ | 華やかさを演出 |
マンダリン | 爽やかさをプラス |
興味深いのは、一般的にアイリスの香りというと根茎(オリス)が使われることが多いのに対し、この香りでは「あえてイリスの花びらの香り」として表現されている点です。オリスは独特のパウダリーで重厚な香りが特徴ですが、イリスウキヨエはそれとは異なる軽やかさを持っています。
15mlサイズを購入。実家の庭の花壇!朝露で濡れている菖蒲、そんな生のお花と葉の青々しさまで感じる清潔な香りです。スッキリとして凛として瑞々しいけど儚げな香り?穏やかにそして…
出典:イリス ウキヨエの口コミ | @cosme
この口コミからも分かるように、イリスウキヨエは「生の花」のような瑞々しさを持ちながら、同時に凛とした印象も兼ね備えています。日本の美意識である「侘び寂び」や「清楚」といった概念を香りで表現しているといえるかもしれません。
また、「和服を着る日や日本的な行事に参加する時」におすすめとされており、茶道や華道、着物でのお出かけなど、和の装いや場面と相性が良い香りとして位置づけられています。インテンス度は★★☆☆☆と控えめなので、香水が苦手な方でも挑戦しやすいでしょう。
ヴィオレットヴォリンカはレザー調の温もりある香り
ヴィオレットヴォリンカは、エルメッセンスの特徴である「意表をつく組み合わせ」を体現した香りの一つです。パウダリーな優しさを持つニオイスミレと、樫の樹皮でなめされたヴォリンカレザーを組み合わせたこの香りは、フローラルでありながらレザーの温もりを感じさせる独特の魅力を持っています。
公式の説明では「上質なレザージャケットをまとった時のように、肌を包む温もりある香りに心が安らぐ」と表現されており、その比喩は非常に的確といえます。レザーの香りというと男性的で重厚なイメージがありますが、ヴィオレットヴォリンカはスミレの柔らかさによって、女性でも纏いやすい優しい仕上がりになっています。
🍂 ヴィオレットヴォリンカが似合うシーン
- ✓ 人肌の温もりが恋しくなる初秋から冬
- ✓ レザーのバッグや小物とのコーディネート
- ✓ リラックスしたい休日の午後
- ✓ 親しい人と過ごす穏やかな時間
香りの分類は「フローラルレザー」で、インテンス度は★★☆☆☆と控えめです。これはエルメッセンス全体に共通する特徴ですが、強すぎない香りが日常使いしやすいと評価されています。
一般的に、レザーノートは個性が強く好みが分かれやすい香料ですが、ヴィオレットヴォリンカではスミレの優しさがそれを和らげているため、レザー系の香りに初めて挑戦する方にも適しているかもしれません。また、肌の温もりで香りが変化するタイプなので、時間の経過とともに異なる表情を楽しめるのも魅力の一つです。
エルメスというブランドのアイデンティティの一つが革製品であることを考えると、レザーノートを含むこの香りはまさにメゾンの精神を体現しているといえるでしょう。バッグや財布などのレザーアイテムとの相性も良く、ブランドの世界観を統一して楽しめます。
サンタルマソイアは静寂を感じるウッディノート
サンタルマソイアは、サンダルウッドとニューギニア産のマソイアウッドという二つの木の香りを重ねることで、ミステリアスな森の雰囲気を表現した香りです。エルメッセンスのコレクションの中でも、特に瞑想的で内省的な印象を持つ香りといえるでしょう。
公式の説明によれば、「アジアの寺院に足を踏み入れたときのような清らかなインセンス香を放つサンダルウッド」と表現されており、その神聖な雰囲気が多くの人を惹きつけています。サンダルウッドは古くから瞑想や祈りの場で使われてきた香料で、心を落ち着かせる効果があるとされています。
🌲 サンタルマソイアの香りの構成要素
香料 | 特徴 |
---|---|
サンダルウッド | 清らかなインセンス香 |
マソイアウッド | ココナツのようなクリーミーさ |
ドライフルーツ | 奥行きを与える甘さ |
ミルク | 柔らかさと温もり |
興味深いのは、木の香りでありながらドライフルーツやミルクといった柔らかい要素が加わることで、単なるウッディノートではない複雑な奥行きが生まれている点です。この意外性のある組み合わせは、エルメッセンスの調香哲学をよく表しているといえます。
おすすめのシーンは「一人で過ごす静かな時間」とされており、読書や瞑想、ヨガなどのリラックスタイムに最適な香りです。おそらく、現代の忙しい日常から離れ、自分自身と向き合う時間を大切にしたい方に特に響く香りではないでしょうか。
また、個人的なブログの口コミでは、この香りを「ネコさまコンセプト」の一つとして選んだという記述があり、ペットとの穏やかな時間を過ごす際にも適しているかもしれません。香りの持続性は控えめですが、それがかえって押し付けがましくなく、自然に空間に溶け込むという利点にもなっています。
ミルラエグランティーヌは樹脂と野ばらの繊細な調べ
ミルラエグランティーヌは、古来より珍重されてきた希少な香料ミルラ(没薬)と、野生のばらであるエグランティーヌを組み合わせた香りです。ミルラは聖書にも登場する神聖な香料で、キリスト誕生の際に東方の三賢者が捧げた贈り物の一つとされています。
甘さの中にほのかな苦みも混じる樹脂香、ミルラ。古来、香として焚かれるなどして珍重されてきた希少な香料ミルラと競演するのはエグランティーヌという野生のばら。みずみずしい青さのあるローズの香りにミルラの甘さが重なる繊細なフローラルノート。濁りのないピュアで研ぎ澄まされた軽やかなノートは《エルメッセンス》の真骨頂。
出典:エルメスの魂を香りで感じる。《エルメッセンス》の16の香水をすべてレビュー | Vogue Japan
この説明から分かるように、ミルラエグランティーヌは重厚な歴史を持つミルラと、野性的な清らかさを持つ野ばらという、一見相反する要素を見事に調和させた香りといえます。
🌺 ミルラエグランティーヌの魅力ポイント
- ✨ 歴史ある希少香料ミルラを使用
- ✨ 野生のばらのみずみずしさ
- ✨ 濁りのないピュアな仕上がり
- ✨ パーティなど華やかな場所に最適
- ✨ エルメッセンスらしい軽やかさ
個人のブログでは、「ミルラの香りに魅了されて」この香りを選んだという記述があり、樹脂香の独特の魅力が好きな方には特に響く香りのようです。また、「ローズジャムのローズの香り」という表現もあり、甘さの中に深みを感じさせる複雑な香りであることが伺えます。
一般的に、ミルラは単独では重たく感じられることもある香料ですが、エグランティーヌの清らかさと組み合わせることで、軽やかでありながら存在感のある仕上がりになっています。香りの分類はフローラルで、インテンス度は★★☆☆☆と控えめながら、「パーティなど華やかな場所に出る日」におすすめとされているのは興味深い点です。
これは推測の域を出ませんが、控えめながらも他にはない個性を持つこの香りが、華やかな場で自分らしさを表現したい方に適しているということなのかもしれません。
エルメス エルメッセンス 4本セットの口コミと購入時の注意点
- 4本セットの価格は24,200円でお得感がある
- エルメッセンスとは調香師が紡ぐ香りの詩
- ウードアルザンは唯一のオードパルファム
- 店舗での試香が香り選びの鍵になる
- 香りの持続性は控えめという口コミが多い
- 廃盤になった香りもあるので注意が必要
- まとめ:エルメス エルメッセンス 4本セットの口コミを参考に自分だけの香りを見つけよう
4本セットの価格は24,200円でお得感がある
エルメッセンスの4本セット(15ml×4本)の価格は24,200円(税込)です。一方、100mlのフルボトルは41,360円からとなっているため、単純計算すると4本セットの方がお得に複数の香りを楽しめることになります。
💰 エルメッセンス価格比較表
商品タイプ | 容量 | 価格(税込) | 1mlあたりの価格 |
---|---|---|---|
フルボトル | 100ml | 41,360円 | 約414円 |
4本セット | 15ml×4本(計60ml) | 24,200円 | 約403円 |
オードパルファム | 100ml | 47,190円 | 約472円 |
エッセンスドゥパルファム | 25ml | 60,060円 | 約2,402円 |
この表からも分かるように、1mlあたりの価格で見ると4本セットは若干お得になっています。ただし、これは単純な価格比較であり、実際には「複数の香りを楽しめる」という付加価値を考慮する必要があります。
例えば、100mlのフルボトルを購入した場合、その香りが自分に合わなかった時のリスクは大きいものです。特に香水は肌質や体温によって香り立ちが変わるため、店頭での試香だけでは判断が難しい場合もあります。その点、4本セットなら複数の香りを試せるため、失敗のリスクを分散できるというメリットがあります。
また、季節や気分、シーンによって香りを使い分けたい方にとっては、4本セットの方が実用的といえるでしょう。おそらく、エルメスもこのようなニーズを想定して4本セットを提供しているのではないでしょうか。
さらに、15mlという容量は持ち運びにも便利なサイズです。旅行やジムバッグに入れて持ち歩くこともでき、100mlのフルボトルを持ち歩くよりも実用的です。ただし、「お気に入りの香りが見つかってたくさん使いたい」という場合は、最初から100mlボトルを購入した方が経済的かもしれません。
エルメッセンスとは調香師が紡ぐ香りの詩
エルメッセンスは、エルメスのエッセンス──メゾンの神髄とフレグランスの魂を語るコレクションとして2004年に誕生しました。初代専属調香師ジャン=クロード・エレナが手がけた4つのオードトワレから始まったこのシリーズは、現在では13のオードトワレ、1つのオードパルファム、2つのエッセンスドゥパルファムの計16種で構成されています。
エルメス(HERMÈS)のエッセンス──メゾンの神髄とフレグランスの魂を語るのが《エルメッセンス》コレクション。美しいカラーのレザーキャップが特徴のコレクションは、2004年に初代専属調香師のジャン=クロード・エレナの手がけた4つのオード トワレから始まった。彼は最高品質の素材、巧みな調香技術、そして思いもかけない独創的なアイディアで新たな香りを次々と生みだした。
出典:エルメスの魂を香りで感じる。《エルメッセンス》の16の香水をすべてレビュー | Vogue Japan
エレナの調香アプローチは「厳選された素材をミニマルに使い、香りの魅力を凝縮する」というもので、これは「香りが奏でる詩」や「香りの俳句」とも例えられています。一般的な香水が多くの香料を重ねて複雑さを追求するのに対し、エルメッセンスは削ぎ落とすことで本質を際立たせるという、まさに日本的な美意識にも通じる哲学を持っています。
📚 エルメッセンスの調香哲学
要素 | 内容 |
---|---|
素材選び | 最高品質の厳選された香料のみ使用 |
調香技術 | ミニマルに凝縮するアプローチ |
インスピレーション | 人・素材・風景・国・文化・言葉 |
表現 | 「香りの詩」「香りの俳句」 |
継承 | 2代目クリスティーヌ・ナジェルへ |
2代目専属調香師クリスティーヌ・ナジェルも、エレナの伝統を受け継ぎながら新たな香りを生み出しています。ナジェルは2018年にミルラエグランティーヌで初めてエルメッセンスに新作を加え、その後もコレクションを拡充しています。
エルメッセンスの特徴は、「意表をつく組み合わせ」にもあります。例えば、ローズイケバナではローズとルバーブ、ヴィオレットヴォリンカではスミレとレザーといった、一見相反するような要素を組み合わせることで、予想を超える新しい香りの世界を創出しています。
この哲学は、エルメスというメゾン全体のクリエイションにも通じるものがあるかもしれません。伝統的な職人技術と革新的なデザインを融合させるエルメスのアプローチは、まさにエルメッセンスの調香哲学と共鳴しているといえるでしょう。
ウードアルザンは唯一のオードパルファム
エルメッセンスコレクションの中で唯一のオードパルファムとして展開されているのが「ウードアルザン」です。オードトワレよりも香料の濃度が高く、より深みのある香りを楽しめるのが特徴です。
コレクション初となるオード パルファムは2010年ごろに人気が爆発し、以降、衰え知らずのウードを主役にした香り。レザーのようななめらかさとスモーキーな温もりをもつウード(沈香)とみずみずしいローズが描く美しいコントラスト。野性味の強いウードをどこまでも軽やかに、柔らかに洗練の香りへと昇華させたナジェルの手腕が見事。
出典:エルメスの魂を香りで感じる。《エルメッセンス》の16の香水をすべてレビュー | Vogue Japan
ウード(沈香)は2010年代に世界的なブームとなった香料で、中東を中心に古くから珍重されてきました。しかし、その独特の重厚で動物的な香りは好みが分かれるところです。ウードアルザンは、そんなウードの野性味を保ちながらも、エルメスらしい洗練された軽やかさを実現した香りといえます。
🌟 ウードアルザンの特徴
- タイプ:オードパルファム(唯一)
- 主要香料:ウード・ローズウォーター・ローズオキシド
- 香りの分類:ウッディフローラル
- インテンス度:★★★☆☆
- 価格:100ml 47,190円、15ml(4本セット)24,200円
- おすすめシーン:洗練された印象を残したい時
注目すべきは、オードパルファムでありながら4本セットにも選択可能という点です。通常、オードパルファムは単品での展開が多いですが、エルメッセンスでは15mlサイズで4本セットに含めることができます。これにより、オードトワレとオードパルファムを組み合わせて購入することも可能です。
インテンス度は★★★☆☆と、他のエルメッセンスのオードトワレ(多くが★★☆☆☆)よりも若干高めですが、それでも一般的な香水と比べると控えめな印象です。おそらく、エルメッセンスの哲学である「軽やかさ」を保ちながら、より深みのある香りを実現したいという意図があるのでしょう。
ウードの香りは肌質や体温によって大きく変化するため、店頭での試香だけでは判断が難しい場合もあります。まずは15mlの4本セットで試してみて、気に入ったら100mlのフルボトルを購入するというのも賢い選択かもしれません。
店舗での試香が香り選びの鍵になる
エルメッセンス4本セットを購入する際、最も重要なのは実際に店舗で香りを試すことです。香水は紙のムエット(試香紙)と肌につけた時では香り立ちが大きく異なるため、できれば肌につけて時間の経過とともにどう変化するかを確認することをおすすめします。
エルメッセンスは、エルメスの直営店やデパートのエルメスカウンターで取り扱われています。一般的には、以下のような店舗で購入可能です:
🏬 エルメッセンス取り扱い店舗(推測)
- ✓ エルメス銀座本店
- ✓ 各地のエルメス直営ブティック
- ✓ 百貨店のエルメスカウンター
- ✓ エルメス公式オンラインショップ
- ✓ 一部の高級百貨店フレグランスコーナー
店舗で試香する際のポイントとしては、一度に多くの香りを試しすぎないことが挙げられます。一般的に、人間の嗅覚は3〜4種類の香りを嗅ぐと疲労してしまい、正確な判断ができなくなるとされています。
個人のブログでは、複数の香りを試した際の様子が詳しく記されており、「ムエットを裏返しにして神経衰弱のようにして香りをかいで香りを確認したり、クンクンしまくってきました」という記述があります。これは香り選びに真剣に取り組んだ様子が伝わってくる一方で、香りを選ぶことの難しさも示しているといえるでしょう。
また、香りは季節によっても感じ方が変わります。夏には軽やかで爽やかな香りが心地よく感じられますが、冬には温もりのある重厚な香りが好まれる傾向があります。購入する季節と実際に使用する季節が異なる場合は、その点も考慮に入れる必要があるかもしれません。
さらに、エルメッセンスは「重ねづけ」も楽しめる設計になっています。特にエッセンスドゥパルファムの「カルダムスク」と「ムスクパリダ」は、他のオードトワレと重ねることを想定して作られているため、複数の香りを組み合わせて自分だけの香りを創造することも可能です。
香りの持続性は控えめという口コミが多い
エルメッセンス全体に共通する特徴として、香りの持続性が控えめであるという点が挙げられます。実際の口コミを見ると、この点について言及している声が多く見られます。
15mlサイズを購入。ふわっと上品な香りです。なんというか、フローラルなんだけれど凛とした。そしてすぱっと…香りも潔くなくなっちゃうんですねえ。とほほ。
出典:イリス ウキヨエの口コミ | @cosme
また、別の口コミでは「香りもちはそこまで長くない印象」という評価もあり、長時間の持続を求める方には物足りなく感じられる可能性があります。
⏱️ エルメッセンス持続性の特徴
項目 | 内容 |
---|---|
トップノート | 約15〜30分程度(推測) |
ミドルノート | 約1〜2時間程度(推測) |
ラストノート | 約3〜4時間程度(推測) |
全体の持続時間 | 一般的な香水より短め |
香りの変化 | 時間とともに穏やかに消えていく |
ただし、この持続性の短さは必ずしもデメリットとは限りません。むしろ、「押し付けがましくない」「TPOに応じて使い分けやすい」というメリットもあります。例えば、朝つけて昼過ぎには香りが消えるため、夕方からのディナーでは別の香りをつけ直すといった使い方もできます。
一般的に、オードトワレはオードパルファムよりも香料の濃度が低く、持続時間も短い傾向にあります。エルメッセンスの多くはオードトワレであるため、この特性は製品の性質上、当然といえるでしょう。
また、エルメッセンスの調香哲学である「ミニマルな凝縮」というアプローチも、持続性に影響している可能性があります。多くの香料を重ねた複雑な香水は、段階的に香りが変化しながら長時間持続しますが、シンプルな構成の香水は比較的早く消えていく傾向があります。
もし持続性を高めたい場合は、以下のような工夫が考えられます:
- ✨ 保湿した肌につける(乾燥した肌は香りが飛びやすい)
- ✨ 体温の高い部位(手首、首筋など)につける
- ✨ 重ね付けを試してみる
- ✨ エッセンスドゥパルファムを選ぶ
特に、エッセンスドゥパルファムの「カルダムスク」や「ムスクパリダ」は、オードトワレよりも濃度が高く、より長時間香りを楽しめる設計になっています。
廃盤になった香りもあるので注意が必要
エルメッセンスコレクションは、新しい香りが追加される一方で、残念ながら廃盤になる香りも存在します。特に人気だった香りが突然廃盤になることもあるため、お気に入りの香りを見つけたら早めにストックしておくことをおすすめします。
例えば、アットコスメの口コミに登場する「パプリカ・ブラジル」は、現在のエルメッセンス公式ラインナップには含まれていないようです。
15ml購入。きょ、強烈なピーマン臭!これを香水というくくりでつけてていいのか!職場につけてくのもはばかられるような感じ。15mlでよかったー。これはないわ。
出典:HERMESSENCE PAPRIKA BRASILの口コミ | @cosme
このように、個性的すぎて評価が分かれた香りは廃盤になることもあるようです。パプリカ・ブラジルは「強烈なピーマン臭」という評価があり、おそらく万人受けする香りではなかったのかもしれません。
🔍 廃盤の可能性がある香りの特徴(推測)
- 個性が強すぎて好みが極端に分かれる
- 希少な香料を使用していて安定供給が難しい
- 新しいコンセプトの香りにリニューアルされる
- 季節限定や期間限定として発売されたもの
廃盤情報は公式サイトや店舗で確認するのが確実ですが、一般的には以下のようなサインに注意すると良いでしょう:
- ⚠️ 公式サイトの商品一覧から消えている
- ⚠️ 店舗で「在庫限り」と案内される
- ⚠️ オンラインショップで「取り扱い終了」の表示
- ⚠️ 新作発表時に従来品の廃盤がアナウンスされる
また、限定ボトルという形で特別なデザインのボトルが発売されることもあります。例えば、ローズイケバナは河原シンスケとのコラボレーションによる限定版が発表されたことがあり、こうした限定品はコレクターズアイテムとしても価値があるかもしれません。
エルメッセンスは、エルメスのフレグランスコレクションの中でも特別なラインとして位置づけられているため、完全に廃盤になることは少ないと思われますが、個別の香りについては入れ替わりがあることを念頭に置いておくと良いでしょう。
お気に入りの香りが見つかったら、4本セットで一度に複数本購入しておくか、フルボトルを購入してストックしておくのも一つの方法です。ただし、香水には使用期限があるため(一般的には開封後3年程度)、過度なストックは避けた方が賢明かもしれません。
まとめ:エルメス エルメッセンス 4本セットの口コミを参考に自分だけの香りを見つけよう
最後に記事のポイントをまとめます。
- エルメッセンス4本セットは15ml×4本で24,200円、16種類から自由に選べる
- 100mlフルボトルよりも1mlあたりの価格がお得で、複数の香りを試せるメリットがある
- ローズイケバナはコレクションを代表する人気の香りで、みずみずしいローズとルバーブの組み合わせが特徴
- イリスウキヨエは日本の浮世絵からインスピレーションを得た和の美意識を感じさせる香り
- ヴィオレットヴォリンカはスミレとレザーの温もりある組み合わせで、秋冬におすすめ
- サンタルマソイアは二つの木の香りを重ねた瞑想的なウッディノートで、静かな時間に最適
- ミルラエグランティーヌは希少な樹脂香と野ばらの繊細な調べで、華やかな場に適する
- エルメッセンスは「香りの詩」「香りの俳句」と称される独特の調香哲学を持つ
- ウードアルザンはコレクション唯一のオードパルファムで、より深みのある香りを楽しめる
- 香り選びは店舗での試香が重要で、肌につけて時間経過を確認するのが理想的
- エルメッセンスは香りの持続性が控えめという口コミが多く、一般的な香水より短時間で消える傾向
- 廃盤になる香りもあるため、お気に入りが見つかったら早めの購入がおすすめ
- 季節や気分、シーンに合わせて香りを使い分けられるのが4本セットの最大の魅力
- 初めてエルメッセンスを購入する方には4本セットがリスク分散できて最適
- 調香師ジャン=クロード・エレナとクリスティーヌ・ナジェルの伝統が受け継がれている
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- エルメスの魂を香りで感じる。《エルメッセンス》の16の香水をすべてレビュー | Vogue Japan
- エルメス 香水 4本セット エルメッセンス 4本セット
- エルメス / イリス ウキヨエ (HERMESSENCE IRIS UKIYOE)の口コミ一覧(2ページ目) | @cosme
- エルメス / ローズ イケバナ (HERMESSENCE ROSE IKEBANA)の口コミ一覧 | @cosme
- エルメス / HERMESSENCE PAPRIKA BRASILの口コミ一覧 | @cosme
- エルメスのセンス、エッセンス、エッセンシャル③ | ジョンちのブログ
各サイト運営者様へ
有益な情報をご公開いただき、誠にありがとうございます。
感謝の意を込め、このリンクはSEO効果がある形で設置させていただいております。
※リンクには nofollow 属性を付与しておりませんので、一定のSEO効果が見込まれるなど、サイト運営者様にとってもメリットとなれば幸いです。
当サイトは、インターネット上に散在する有益な情報を収集し、要約・編集してわかりやすくお届けすることを目的としたメディアです。
一部では「コタツブロガー」と揶揄されることもございますが、情報の収集や整理には思いのほか時間と労力を要します。
私たちは、その作業を通じて「情報をまとめてわかりやすく伝える」という形で新たな価値を提供できるのではないかと考え、運営しております。
なお、引用や参照の方法に不備、あるいはご不快に感じられる点がございましたら、迅速に対応いたしますので、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
当サイトでは、インターネット上に散らばるさまざまな情報を収集し、AIを活用しながら要約・編集を行い、独自の切り口で見解を交えながらわかりやすい形でお届けしています。
情報の整理・編集にあたっては、読者やオリジナル記事の筆者へご迷惑をおかけしないよう、細心の注意を払って運営しておりますが、万が一、掲載内容に問題がある場合や修正・削除のご要望がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
迅速に対応をさせていただきます。
その際には、該当記事の URLやタイトルをあわせてお知らせいただけますと、より速やかに対応 することができますのでそちらもご協力いただけますと大変幸いでございます。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。