エルメスの香水コレクション「エルメッセンス」から2024年に登場した《ウード・アルザン》。沈香（ウード）とローズを組み合わせた新作オードパルファムが、香水愛好家の間で話題になっています。一般的なウードの香水とは一線を画す洗練された香りとして注目を集めていますが、実際にどんな匂いなのか、どんな人に向いているのか気になりますよね。
この記事では、インターネット上に散らばるさまざまな情報を収集し、《ウード・アルザン》の香りの特徴や誕生秘話、実際の評判まで徹底的に調査しました。エルメスならではの上質なフレグランスの世界を、できるだけわかりやすくお届けしていきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ ウード・アルザンの具体的な香りの特徴と使用されている香料 |
| ✅ 香水が誕生した背景とボトルデザインの意味 |
| ✅ エルメッセンスコレクションにおける位置づけと特徴 |
| ✅ 実際の使用感や向いているシチュエーション |
ポチップ
エルメス《ウード・アルザン》の匂いと香りの特徴
- ウード・アルザンの基本的な香りは沈香とローズの調和
- 一般的なウード香水より軽やかで洗練された印象
- 香りの分類はウッディフローラルで温かみがある
- ボトルデザインも香りのイメージを反映
- エルメッセンス初のオードパルファムとして登場
- 調香師クリスティーヌ・ナジェルによる創作
ウード・アルザンの基本的な香りは沈香とローズの美しいコントラスト
《ウード・アルザン》の最大の特徴は、沈香（ウード）とローズという2つの主要な香料の組み合わせです。
沈香に加え、花びらを感じるナチュラルなローズウォーターとローズオキシドがひとつになったオードパルファム。
この引用からもわかるように、単なるウードとローズの組み合わせではなく、ローズウォーターとローズオキシドという2種類のローズ素材を使用している点がポイントです。ローズウォーターは自然で柔らかい花びらの印象を与え、ローズオキシドは現代的で鮮やかなローズの香りを表現します。
一般的に沈香は非常に重厚で野性的な印象を持つ香料ですが、《ウード・アルザン》ではレザーのようななめらかさとスモーキーな温もりを感じさせる仕上がりになっているとされています。エルメスの調香師クリスティーヌ・ナジェルの技術により、ウードの持つ力強さを残しながらも、どこまでも軽やかで洗練された香りへと昇華されているのです。
この香りのバランスは、まるで上質なレザージャケットを羽織ったときのような心地よさと、みずみずしいローズの花束を手にしたときの華やかさが同時に存在するような、独特の魅力を持っています。おそらく、ウード系の香水を試したことがある人なら、その違いに驚くかもしれません。
📊 ウード・アルザンの香料構成
| 香料カテゴリー | 具体的な素材 | 香りの印象 |
|---|---|---|
| メイン香料 | ウード（沈香） | レザーのようななめらかさ、スモーキーな温もり |
| フローラル | ローズウォーター | 自然で柔らかい花びらの印象 |
| フローラル | ローズオキシド | 鮮やかでみずみずしいローズ |
このように、主要な3つの香料が絶妙なバランスで配合されることで、ウッディフローラルという香りの分類に属しながらも、エルメスならではの独創性を感じさせる仕上がりになっています。
香りのインテンシティは中程度で洗練された人という印象を残す
【香りのインテンス】★★★☆☆ 【纏いたいシチュエーション】洗練された人という印象を残したい時
この情報から、《ウード・アルザン》は5段階評価で3という中程度の香りの強さであることがわかります。オードパルファムという濃度でありながら、決して圧倒的な強さではなく、適度な存在感を持つ香りとして設計されているようです。
通常、ウードを使用した香水は非常に強く主張する傾向がありますが、エルメスのアプローチは異なります。一般的には、ウード系の香水は好き嫌いが分かれやすく、オフィスなどでは使いにくいという声も聞かれます。しかし《ウード・アルザン》の場合、調香師の巧みな技術により、野性味の強いウードをどこまでも軽やかに、柔らかに洗練の香りへと昇華させているため、様々なシーンで使いやすいのではないかと推測されます。
「洗練された人という印象を残したい時」というシチュエーション提案は興味深いポイントです。これは、ビジネスシーンや初対面の場面、特別なディナーなど、自分の印象を大切にしたい場面で活躍する香りであることを示唆しています。
誕生のきっかけは栗毛の馬との出会いから生まれた物語
《ウード・アルザン》が生まれた背景には、美しいストーリーがあります。
エルメスの香水クリエーション・ディレクター、クリスティーヌ・ナジェル氏が、エルメス主催の国際馬術大会「ソー・エルメス」に足を運び、一頭の栗毛（アルザン）の馬が近づいてきたことが誕生のきっかけ。ナジェル氏は、あたたかみのあるうっとりするような動物の匂いに心を奪われました。時を経て、ナジェル氏はアッサム産のウード（沈香）に出会い、そのときの記憶が呼び起こされ新しいフレグランスが生まれます。
この引用からわかるように、香水の名前「アルザン」はフランス語で「栗毛」を意味する言葉です。調香師が馬術大会で栗毛の馬に魅了され、その温もりある匂いの記憶が、後にアッサム産の上質なウードと結びついたという創作プロセスは、まさにエルメスらしい物語性に満ちています。
馬具づくりから出発したメゾンであるエルメスにとって、馬は特別な存在です。その馬との出会いから生まれた香水というのは、ブランドの歴史やアイデンティティとも深く結びついた作品だと言えるでしょう。
一般的に、フレグランスの創作過程では様々なインスピレーション源がありますが、このように具体的なエピソードと素材の出会いが明確に語られている香水は、着用する人にも特別な意味を持たせてくれるかもしれません。動物的な温もりと植物の香りが融合するというコンセプトは、自然界の調和を表現しているようにも感じられます。
ボトルデザインに込められた意味とエルメスらしいディテール
《ウード・アルザン》の魅力は香りだけではありません。そのボトルデザインにも、香りのコンセプトが細部まで反映されています。
ボトルを彩るプラムブラウンのカラーは、栗毛馬の毛色に、沈香とローズのエッセンスが描き出す色合いの融合を表現。キャップを包む白亜色のやわらかなレザーには、馬具づくりから出発したメゾンならではのサドルステッチが施されました。そしてクルー・ド・セル（鞍鋲）の丸いモチーフと、アルファベットで「エルメス パリ」のシグネチャーも添えられています。
この引用から、ボトルの細部にいたるまで栗毛の馬と香りのストーリーが反映されていることがわかります。プラムブラウンという色の選択は、単なるデザイン的な美しさだけでなく、香りの誕生秘話と直接つながっています。
🎨 ウード・アルザンのボトルデザイン要素
| デザイン要素 | 詳細 | 象徴する意味 |
|---|---|---|
| ガラスの色 | プラムブラウン | 栗毛馬の毛色と沈香・ローズの融合 |
| レザーキャップ | 白亜色・サドルステッチ付き | メゾンの馬具づくりの伝統 |
| 装飾 | クルー・ド・セル（鞍鋲） | 乗馬との結びつき |
| シグネチャー | 「エルメス パリ」 | ブランドのアイデンティティ |
エルメッセンスコレクションのボトルは「ランタン」と呼ばれる形状が特徴的ですが、それぞれの香水によってレザーキャップの色が異なります。《ウード・アルザン》の場合、白亜色のレザーキャップが上品で落ち着いた印象を与えています。サドルステッチという馬具に使われる縫製技法が施されている点は、まさにエルメスならではのこだわりと言えるでしょう。
おそらく、このボトルは香水を使うたびに、栗毛の馬との出会いというストーリーを思い起こさせ、香りの体験をより豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。
エルメッセンス初のオードパルファムという特別な位置づけ
《ウード・アルザン》が注目される理由の一つに、エルメッセンスコレクション初のオードパルファムであるという点があります。
コレクション初となるオード パルファムは2010年ごろに人気が爆発し、以降、衰え知らずのウードを主役にした香り。
エルメッセンスコレクションは、2004年に初代専属調香師ジャン=クロード・エレナによって始まり、現在は13のオードトワレ、1つのオードパルファム、2つのエッセンス ドゥ パルファムで構成される計16種のラインナップとなっています。その中で唯一のオードパルファムが《ウード・アルザン》なのです。
一般的に、香水の濃度には以下のような分類があります：
- オードパルファム：香料濃度 約10-20%、持続時間 約5-7時間
- オードトワレ：香料濃度 約5-10%、持続時間 約3-4時間
- エッセンス ドゥ パルファム：より濃厚な特別な処方
《ウード・アルザン》がオードパルファムとして登場したことは、より長時間香りを楽しめ、香料の濃度も高いことを意味します。これは、ウードという素材の特性上、ある程度の濃度があった方がその魅力を十分に引き出せるという判断があったのかもしれません。
✅ エルメッセンスにおけるウード・アルザンの特徴まとめ
- コレクション唯一のオードパルファム
- ウードというトレンド素材を使用
- 2024年3月発売の新作
- 100ml ￥47,190、15ml（4本セット）￥24,200という価格設定
- エルメス麻布台ヒルズ店では先行発売も実施
エルメッセンスコレクションの哲学と香りへのアプローチ
《ウード・アルザン》を理解するには、エルメッセンスコレクション全体の哲学を知ることも重要です。
厳選された素材をミニマルに使い、香りの魅力を凝縮するアプローチは「香りが奏でる詩」とも「香りの俳句」とも例えられる。人や素材、風景や国、文化に言葉……、さまざまな出合いを香りに変えて美しい調べを奏でる。
この引用から、エルメッセンスの特徴はミニマリズムと質の高さにあることがわかります。多くの香料を複雑に組み合わせるのではなく、厳選された少数の素材で香りの本質を表現する手法は、まさに俳句のような簡潔さと深みを持っています。
初代調香師ジャン=クロード・エレナから2代目のクリスティーヌ・ナジェルへと受け継がれたこの哲学は、《ウード・アルザン》にも色濃く反映されています。ウードとローズという主要な2つの素材に焦点を当て、その対比と調和を追求するアプローチは、まさにエルメッセンスらしい創作方法だと言えるでしょう。
一般的に、現代の香水市場では複雑で多層的な香りが人気を集める傾向もありますが、エルメッセンスは逆にシンプルさの中に豊かさを見出すという、より洗練されたアプローチを取っています。これは、日本の美学にも通じる「引き算の美学」とも言えるかもしれません。
エルメス《ウード・アルザン》の匂いに関する評判と使用感
- 野性的なウードを洗練させた調香師の手腕が評価される
- 男女問わず使えるユニセックスな香りとして展開
- 温かみとセンシュアルさが特徴的な香りの印象
- 他のエルメッセンス香水との重ねづけも楽しめる可能性
- 発売時期と入手方法について
- 価格設定とサイズ展開の選択肢
- まとめ：エルメス《ウード・アルザン》の匂いを総括
野性的なウードを軽やかに洗練させたナジェルの調香技術
《ウード・アルザン》に対する評価で特に注目されているのが、調香師クリスティーヌ・ナジェルの技術力です。
レザーのようななめらかさとスモーキーな温もりをもつウード（沈香）とみずみずしいローズが描く美しいコントラスト。野性味の強いウードをどこまでも軽やかに、柔らかに洗練の香りへと昇華させたナジェルの手腕が見事。
この引用からもわかるように、通常は扱いが難しいとされるウードを、エルメスらしい上品さと洗練さで表現できている点が高く評価されています。ウードは中東や東南アジアで古くから珍重されてきた香料ですが、その独特の強い香りは西洋の香水文化では使いこなすのが難しいとされてきました。
クリスティーヌ・ナジェルは2016年にエルメスの専属調香師に就任し、ジャン=クロード・エレナの後を継いでいます。彼女の手がけた《ウード・アルザン》は、ウードブームが落ち着いた2020年代に登場したことで、単なるトレンド追随ではなく、本質的な香りの美しさを追求した作品として受け止められているようです。
おそらく、ウード系の香水を試して「重すぎる」「使いにくい」と感じた経験がある人にこそ、《ウード・アルザン》の洗練されたアプローチは新鮮に映るのではないでしょうか。軽やかさと深みを両立させるという、一見矛盾するような課題に対する一つの答えが、この香水には示されているように思います。
男女問わず楽しめるユニセックスな香りという魅力
《ウード・アルザン》は、性別を問わず使えるユニセックスフレグランスとして展開されています。
男女を問わずお使いいただけるエルメッセンスです。
現代の香水市場において、ユニセックスフレグランスの人気が高まっています。その理由としては以下のような点が考えられます：
✨ ユニセックス香水が選ばれる理由
- 個人の好みを性別で制限しない自由さ
- カップルやパートナーとシェアできる楽しさ
- より洗練された大人の印象を与える
- 従来の「男性用」「女性用」の枠を超えた新しい表現
《ウード・アルザン》の場合、ウードという素材が持つ力強さとレザーのニュアンスは伝統的に男性的とされてきた要素ですが、ローズの華やかさとみずみずしさが加わることで、絶妙なバランスが生まれています。この組み合わせにより、どちらの性別にも偏らない、真にユニセックスな香りとして完成しているのでしょう。
一般的には、ウッディ系やレザー系の香水は男性向けに分類されることが多いのですが、エルメスのアプローチはそのような固定観念を超えています。香りそのものの美しさや質の高さを追求することで、自然とジェンダーレスな作品になっているのかもしれません。
温もりとセンシュアルさが調和する香りの印象
《ウード・アルザン》の香りの特徴を表現するキーワードとして、**「ウォーム（温かい）」と「センシュアル（官能的）」**という言葉が使われています。
📋 ウード・アルザンの香りの特性
| 特性カテゴリー | 具体的な表現 |
|---|---|
| 香りのエモーション | ウォーム、センシュアル |
| 主な印象 | 魅惑的で繊細、荘厳 |
| 質感 | 包み込むような極上の香木 |
| コントラスト | ローズのメリハリが効いたインパクト |
この「温もり」という印象は、おそらく調香師が栗毛の馬から感じた「あたたかみのあるうっとりするような動物の匂い」という原体験と深く結びついているのでしょう。ウードが持つスモーキーで深みのある香りは、まるで暖炉の前でくつろいでいるような心地よさを感じさせるかもしれません。
一方、「センシュアル（官能的）」という言葉は、香りが単なる心地よさを超えて、感情や感覚に訴えかける力を持っていることを示唆しています。これはローズの持つロマンティックな側面と、ウードの持つ神秘的で深遠な側面が組み合わさることで生まれる、独特の魅力だと考えられます。
一般的に、センシュアルな香りは夜の時間帯や特別な場面に適していると言われますが、《ウード・アルザン》の場合は洗練されたバランスにより、昼夜を問わず使いやすい可能性があります。ただし、香りのインテンシティが中程度であることから、控えめな場面では少量から試すのが良いかもしれません。
エルメッセンスコレクション内での重ねづけという楽しみ方
エルメッセンスコレクションの興味深い特徴の一つに、**香水同士の重ねづけ（レイヤリング）**という楽しみ方があります。
コレクション内には「エッセンス ドゥ パルファム」という特別な処方の香水があり、これらは他のオードトワレと重ねづけすることを前提にデザインされています。たとえば《カルダムスク》や《ムスク パリダ》といったエッセンス ドゥ パルファムは、拡散性が低く、自分と近い距離の人にだけ感じられる香り立ちが特徴です。
🔄 想定される重ねづけの組み合わせ例
- ウード・アルザン + カルダムスク → スパイシーさが加わりより複雑に
- ウード・アルザン + ムスク パリダ → ムスクの温もりが増してよりセンシュアルに
- ウード・アルザン + ローズ イケバナ → ローズのニュアンスが強調される
これはあくまで推測の域を出ませんが、《ウード・アルザン》自体がウッディフローラルという香りの分類に属しているため、ムスク系やスパイス系の香水と相性が良い可能性があります。
一般的に、香水の重ねづけは高度なテクニックとされますが、同じブランドの同じコレクション内であれば、香りの哲学やバランスが統一されているため、比較的失敗しにくいでしょう。自分だけの香りを作り出すという楽しみ方は、香水愛好家にとって大きな魅力となっています。
発売時期と先行販売・入手方法について
《ウード・アルザン》の発売に関する情報も確認しておきましょう。
《ウード・アルザン》オードパルファムは、エルメスブティック、エルメス・イン・カラー、オンラインブティックにて3月6日(水)より発売予定。2月29日(木)からは、同日オープンのエルメス麻布台ヒルズ店にて先行発売もスタートします。
この情報は2024年2月の記事からのものですので、現在（2025年10月）ではすでに全国のエルメスブティックで入手可能と考えられます。
🏬 入手可能な場所
- エルメスの直営ブティック（全国の主要店舗）
- エルメス・イン・カラー（香水専門の店舗）
- エルメス公式オンラインブティック
- 一部の百貨店内エルメスコーナー
エルメスの香水は基本的に直営店またはオンラインブティックでの取り扱いとなっており、一般的なドラッグストアや香水専門店では購入できません。これはブランドの独占性と品質管理のためと考えられます。
購入を検討している方は、まず店頭で実際に香りを試してから決めることをおすすめします。香水は肌質や体温によって香り方が変わるため、テスターで試して数時間経過を観察することが理想的です。多くのエルメスブティックでは、サンプルの提供も行っている可能性がありますので、スタッフに相談してみるのも良いでしょう。
価格設定とサイズ展開から見る選択肢
《ウード・アルザン》の価格とサイズ展開について整理してみましょう。
💰 ウード・アルザンの価格とサイズ
| サイズ | 価格（税込） | 1mlあたりの単価 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 100ml | ￥47,190 | 約￥472 | フルサイズボトル |
| 15ml×4本セット | ￥24,200 | 約￥403 | 持ち運びや試用に便利 |
100mlのフルサイズは約47,000円という価格設定で、高級香水の中でも上位の価格帯に位置します。一方、15ml×4本のセットは約24,000円と、比較的手に取りやすい価格となっています。
15ml×4本セットの利点としては以下のような点が考えられます：
- 持ち運びに便利なサイズで旅行やジムバッグに入れやすい
- 自宅、オフィス、旅行用など複数の場所に置ける
- 一本使い切るまでの期間が短いため香りの劣化が少ない
- 友人へのギフトとして小分けにして贈ることも可能
一般的に、香水は開封後1〜2年程度で品質が変化し始めると言われています。100mlを一人で使い切るには時間がかかる場合、15mlのセットの方が常にフレッシュな状態で使用できるというメリットがあるかもしれません。
価格については、オードパルファムという濃度であることや、エルメスというラグジュアリーブランドであること、そして希少なアッサム産ウードを使用していることを考えると、品質に見合った適正な価格設定と言えるでしょう。
まとめ：エルメス《ウード・アルザン》の匂いを総括
最後に記事のポイントをまとめます。
- 《ウード・アルザン》の基本的な香りは、沈香（ウード）とローズウォーター、ローズオキシドという3つの主要香料から構成される
- 香りの分類はウッディフローラルで、温かみがありセンシュアルな印象を持つ
- 野性的なウードを洗練させた調香師クリスティーヌ・ナジェルの技術が高く評価されている
- エルメッセンスコレクション初のオードパルファムとして特別な位置づけを持つ
- 香りのインテンシティは5段階中3で、洗練された印象を残したい場面に適している
- 誕生のきっかけは栗毛（アルザン）の馬との出会いという美しいストーリーがある
- ボトルデザインにも栗毛馬と香りのコンセプトが細部まで反映されている
- 男女問わず使えるユニセックスフレグランスとして展開されている
- 2024年3月6日に発売され、現在は全国のエルメスブティックで入手可能
- 100ml￥47,190と15ml×4本セット￥24,200の2つのサイズ展開がある
- エルメッセンスの哲学である「厳選された素材をミニマルに使う」アプローチが反映されている
- 他のエルメッセンス香水との重ねづけという楽しみ方も可能と考えられる
- レザーのようななめらかさとスモーキーな温もりがウードの特徴として表現されている
- ローズは2種類使用され、自然な花びらの印象と鮮やかなローズ香のコントラストを生み出している
- エルメスの馬具づくりの伝統がサドルステッチやクルー・ド・セルというディテールに表れている
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 研ぎ澄まされた香りがたまらない【エルメス】の新作オードパルファム | Domani
- エルメスの魂を香りで感じる。《エルメッセンス》の16の香水をすべてレビュー | Vogue Japan
- 【HERMÉS】オード パルファム 《ウード アルザン》
- エルメス オー ド パルファム 《ウード・アルザン》
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